Sunday, October 14, 2012

放送大学 日本美術史2

古墳・飛鳥時代

古墳:
弥生時代に生じた身分格差がさらに拡大。
巨大な箸墓古墳にみられるような見せるための建造物でvisual culture の変換が見られる。
前方後円墳は日本のオリジナルで形の意味は不明
古墳は、王族を中心とした権力者のネットワークの形成と、支配者層と被支配者層の分離を象徴する。
古墳の建造者は王族からの容認が必要だった。古墳の築造には莫大な労力

埴輪:
5c前-形象埴輪
 5c後-具象埴輪 家->人物 彩色が美しいものも散見
6c前- リアルな人物像。女性半身像、男性全身像(身分格差の表れか)、

装飾古墳:
九州地方に多い。
5c後半。日ノ岡古墳。幾何学状の文様が悪霊を退散する目的で。
線的造形が弥生時代の面的造形と対照的。
6cになると彩色古墳。チブサン古墳。赤白青。円と三あっけ意。
6c後半。具象の出現。中国、朝鮮半島の影響か。

仏教の伝来:
百済の聖明王から欽明天皇より仏典と仏像
それ以前にも仏教を信仰していた渡来人あり。北九州や瀬戸内海で仏像が発掘
司馬たつと、とり仏師の祖父、も仏教を信仰
仏像を拝むことと信仰が一致。
欽明天皇、仏像のビジュアルな魅力(美しく、きらきら)に魅了され、臣下に信仰の是非を問う。
黄金を好む感覚。藤ノ木古墳の金銅製の箔。中国、朝鮮半島の影響。
権力者は渡来のきらきらしたものに引かれる。
視覚文化。

寺院建設の意味:
東アジアの緊張を見据えた政治的プロパガンダ。
584の隋の建国により脅威が形成。百済と新羅が対立。百済は日本に援軍を要請。
また、律令と国家仏教による国家の統制は文化的なステータスの向上を意味する
 飛鳥寺:
寺+仏像+絵画などの工芸が一体化した建造物
手本は中国
最初の寺
569年、寺の完成。国家的な事業
蘇我馬子とウマヤドノ王子が物部氏を破ったことを感謝し建立
宮が板ぶきのとき、寺は瓦葺
飛鳥大仏、2.75メートル。くらつくりのとり
隋からの使者に見せて、隋をけん制。
 大仏は神々ではなく唯一の神。

法隆寺:
独特の非対称空間
釈迦三尊 生身の人間でない造形が特色。筋肉や衣服かたくこわばっている。側面のあつみがとぼしい。
聖徳太子と同じ大きさ。権力者と丈がいっしょといのは中国でも見られること。
台座には山などの絵画。山は僧が修行する現世を表す。
 玉虫の厨子-本生図。捨身飼虎図。去った王子の自己犠牲。ほっそりした体。曲線。(現実感はない)

飛鳥前期の特徴:
抽象的で観念的。北魏の影響。インドの肉感的が中国で変質。
救世観音、観念と具象のミックス

飛鳥後期の変化:
658年隋が滅亡。唐の建国。
新羅と唐が百済を滅ぼし。日本の百済の援軍、敗退。
4000人から5000人の亡命者が大和へ。
隋と初唐、百済末期の影響が見られる。
切れ長の目、立体的、現実感、ほおの厚み
エンタシス

具体例:

法隆寺
飛天、かろやか。
壁画、人間界と仏界のつながりを表す。
阿弥陀浄土の中の山、僧が修行する現実界。連続性を表現。
釈迦と聖徳太子のダブルイメージ
ギリシャ、ローマの陰影法
橘婦人の厨子:
スペインの影響
阿弥陀浄土を表現
阿弥陀如来の顔、MIX
衣、うすく体にぴったり
勢至菩薩の子供のような顔立ち
しゅみ座、初唐の様式。

高松塚古墳:
人物のかさなり。しゃべっている人と聞いている人。奥行き、前後で表現。
人物の配置の同一パターンが反復されている。
壁画の人物が見る人に視線を合わせている。
唐の影響。
大陸との文化のシンク。東アジア文化圏に取り込まれる。



 

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